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【2024年・令和6年版】厄除け・厄払いの疑問を解説!


 

✎2024/1/4


こんにちは、立志神社の宮司です!



厄除け・厄払いについて、

「厄除け・厄払いはなぜするの?」

「厄年とは?」

「いつやればいいの?」

などの疑問を持っている方は多いのではないでしょうか?



そこで、今回は厄除け・厄払いの意味や、実際にお参りする際の疑問点をまとめました。




宮司

本記事は次のような方にオススメです!


・厄除け・厄払いをなぜ行うのか詳しく知りたい方


・神社に厄除け・厄払いのご祈祷の予約をしたいけど、対象年齢や参拝時期がわからない方


・厄除け・厄払いの神社選びについて知りたい方




 

目次


・厄除け、厄払いの違い

・厄年とは


・参拝時期

・厄年以外の厄除け・厄払い

・予約の要否


・「氏神様」にお参りする

・ご祭神やご由緒を調べて神社を選ぶ

・マイ神社参詣のススメ


 



厄除け・厄払いについて



厄年には神社やお寺で厄除けや厄払いをした方がいいっていうのは聞いたことあるけど、そもそも何のためにするのだろう?


厄除けと厄払いに違いってあるの?と分からないことだらけですよね?


そんな皆様に分かりやすく厄除け・厄払いについてご説明いたします!




・厄除け、厄払いの違い


厄除け

災厄や邪気を自分の身に寄せ付けないように、寺社でご祈祷を行うことで身を清めて、厄を除けることを意味します。


厄払い(厄祓い)

あらゆる災いが起こらないように、寺社でご祈祷を行い心身の穢れを取り払い、清浄な状態を保つことを意味します。


いずれにしても、災厄、邪気、穢れとは目に見えるものではないので、厄を寄せつけない、厄を取り払うという行為に大きな違いはないと思います。


根本的な意義は、心清らかに、身健やかに過ごせるようにありたいと願うためのご祈祷を行うことです。




・厄年とは


古くから日本では、災厄が起こりやすい時期を厄年とよびます。


厄年というと何か悪い年の巡り合わせのように思われがちですが、性別や年齢によって迎えるそれぞれの厄年は、人生の大きな節目の年です。


節目というのは、例えば、体調のすぐれない日が続いたり、女性の方であれば妊娠や出産といった身体的な節目があります。


一方で結婚をしたり、仕事や地域における大きな役割など担うなど社会的な節目もあります。


しかしながら、ライフスタイルが多様化している現代において、そうした節目を迎えるタイミングは人ぞれぞれです。


そのため、単に厄年といって不安にかられるのではなく、人生の転機を迎えやすい大切な節目の年にケガや大きな病気の無いよう、気を引き締めて、普段の生活を見つめ直す良い機会こそが現代における厄年ではないでしょうか。


厄年の年齢は、地域によって多少異なるところもありますが、男性は25歳、42歳・61歳、女性は19歳・33歳・37歳・61歳などを言い、この年齢の前後の年を前厄・後厄といいます。


特に男性の42歳・女性の33歳は厄年の中でも災いが起こりやすい大厄と言われています。


そして、厄年の年齢は「数え年」で数えますので、その年の誕生日を迎えていない場合には「満年齢+2歳」となり、その年の誕生日をすでに迎えている場合には「満年齢+1歳」となります。



下記に2024年・令和6年版の厄年一覧表をまとめておきます!



【厄年一覧表 2024年・令和6年版】











-ご祈祷の申込みについて-


いざ神社に厄除け・厄払いの申込みをするときによく悩まれる3つの疑問をまとめました!


・お参りをする時期は?

・厄年以外でも申し込めるの?

・そもそも予約は必要?


順番にご説明します。




・参拝時期


寺社や地域によって異なりますが、元旦から節分までの間に行うことが一般的です。


数え年では元旦に歳を取るため、新年を迎えたら早めに行うほうが良いとされています。


また、旧暦では立春の2月4日から一年が始まると考えられているため、節分の2月3日までに行うほうが良いとされているのもそうした理由です。


実際には年中受付を行なっている寺社がほとんどかと思いますので、あまり神経質になりすぎず、それぞれのタイミングで申し込んでいただいても問題ありません。




・厄年以外の厄除け・厄払い


厄年以外でも厄除け・厄払いのご祈祷は受けれるのか?

→はい、受けれます。


厄年でなくても悪いことが続いているので気持ちを切り替えたい!


新たなチャレンジをするので心機一転厄除け・厄払いを受けたい!


このように感じられる方もおられると思います。


車を買い替えたときに行う交通安全のご祈祷も広い意味では厄除け・厄払いの一種です。


厄除け・厄払いを行うことでリフレッシュされ前向きな気持ちになるのであれば、毎年受けるのもよいと思います。




・予約の要否


事前に神社に確認することをおすすめします。


神社によっては当日受付が可能な場合もありますが、予約制の神社もあるため、事前に神社にお問い合わせることをおすすめします。






-神社の選び方-


滋賀県には約1400社の神社があります。

そのため、厄除け・厄払いはどこの神社がよいのかな?


どのように神社を選べばいいのかな?


と悩む方のために、宮司の視点で神社選びのおすすめポイントを3つに分けてご紹介したいと思います。


神社選びのおすすめポイント

・「氏神様」にお参りする

・ご祭神やご由緒を調べて神社を選ぶ

・マイ神社参詣のススメ


独断で具体的な神社も挙げておりますので、神社選びの参考にしていただければ幸いです。




・「氏神様」にお参りする


「氏神様」とは住んでいる地域の守り神のことであり、その地域に住む人にとって最も身近な神社です。


簡単にいうと「地元の神社」、「近所の神社」ということです。


氏神様にお参りするメリットとデメリットをそれぞれを見ていきましょう!


厄除け・厄払いで氏神様にお参りするメリットは、

①最も関わりの深い神様にご加護をいただける

②移動距離が短いのでアクセスが良い

③1組ずつご祈祷を行なっている場合が多い



①最も関わりの深い神様にご加護をいただける


「氏神」とは、もともと血縁関係のある氏族の守神をさしていました。


現代において「氏神様」とは、その地域をお守りされている「地元の神社」と理解されています。

そのため、お正月に初詣をしたり、地元の方で御神輿を担ぐ行事があったりと、その地域に住む人にとって最も身近で関わりの深い神社といえます。


厄災を払い除き心身ともに健やかに過ごせるように、最も身近で関わりの深い氏神様にお祈りすることは、とても自然ことではないでしょうか。




②移動距離が短いのでアクセスが良い


長距離の移動は、当然時間がかかります。普段使わない道では予想以上に時間がかかってしまうものです。


「近所の神社」であれば移動距離は短く、神社までのルートや駐車場の場所などを事前に下見することも可能なのでスムーズにお参りすることができます。




③1組ずつご祈祷を行なっている場合が多い


比較的小さな神社であれば、1組ずつご祈祷を行う場合が多いため、ご祈祷を受ける方以外のご家族の参加も可能な場合があります。


有名な神社ほど参拝者が集中するので30人〜100人まとめてご祈祷を行うケースもあります。


コロナ禍で密をなるべく避けれるという点でも大きなメリットです。




つぎに、厄除け・厄払いで氏神様にお参りするデメリットは、

①氏神様を知らなければ探す必要がある

②氏神様が無人の神社である場合がある



①氏神様を知らなければ探す必要がある


そもそも「氏神様」がどの神社なのかを知らない場合は、探すところから始めなくてはいけません。


全国の神社のほとんどが神社本庁に属している神社ですので、各都道府県を所管する神社庁に問い合わせるか、各神社庁のHPから神社検索ができるところもあります。

各都道府県の神社庁一覧




②氏神様が無人の神社である場合がある


全国にはおよそ8万社以上神社がありますが、その中で神職が在中している有人の神社は約2万社といわれています。


そのため、日々の参拝は自由に行えますが、御祭礼の日以外は無人となる神社が数多くあります。


そうした普段無人の神社が「氏神様」の場合には、厄除け・厄払いの受付をされていない場合があります。





・ご祭神やご由緒を調べて神社を選ぶ


ご祭神とは、神社にお祀りされている神様のことです。


ご由緒とは、神社の成り立ちや歴史、特徴のことです。


厄除け・厄払いにゆかりの深いご祭神やご由緒を理解してお参りしてみてはいかがでしょうか。


滋賀県の厄除け・厄払いにおすすめの神社を独断で3社ピックアップしました。ご参考にそうぞ!




田村神社


~征夷大将軍をつとめた厄除の大神・交通安全の神様~

ご祭神:坂上田村麻呂公

ご由緒:“田村神社は近江国(滋賀県)と伊勢国(三重県)の国境にあり、古くより伊勢へと参宮する交通の要衝でした。 言い伝えによると、「鈴鹿峠に悪鬼が出没して旅人を悩ましており、嵯峨天皇は坂上田村麻呂公に勅命を出してこれを平定させた」とあります。 それゆえに、交通の障害を取り除いて土地を安定させた坂上田村麻呂公の御遺徳を仰ぎ、弘仁3(812)年の正月、 嵯峨天皇は勅令を出して坂上田村麻呂公をこの土山の地に祀られることとなりました。”

出典:田村神社HP ご祭神・由緒(http://tamura-jinja.com/yuisho.htm

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住所:滋賀県甲賀市土山町北土山469番地




建部大社


~近江國一之宮・除災厄除の神様~

ご祭神:日本武尊

ご由緒:“歴朝の御尊信篤く、武門武将の崇敬枚挙にいとまなく、とくに源頼朝が平家に捕われ、14才にして伊豆に流されるため、京都から関東に下向の折、永暦元年(1160年)3月20日当社に参篭して前途を祈願した事が平治物語に記されています。

遂に頼朝は源氏再興の宿願成って、建久元年(1190年)11月右大将として上洛の際、再び社前で祈願成就の神慮に対し、幾多の神宝と神領を寄進して奉賽の誠を尽くされたのです。

爾来当大社が出世開運、除災厄除、商売繁盛、縁結び、医薬醸造の神として広く崇敬される所以です。”

出典:建部大社HP ご由緒(http://takebetaisha.jp/about/

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住所:滋賀県大津市神領1丁目16番1号




日吉大社


~平安京の表鬼門鎮座 方除・厄除の神様~

ご祭神:日吉大神

ご由緒:“比叡山の麓に鎮座する当大社は、およそ2100年前、崇神天皇7年に創祀された、全国3800余の日吉・日枝・山王神社の総本宮です。平安京遷都の際には、この地が都の表鬼門(北東)にあたることから、都の魔除・災難除を祈る社として、また伝教大師が比叡山に延暦寺を開かれてよりは天台宗の護法神として多くの方から崇敬を受け、今日に至っています。”

出典:日吉大社HP ご由緒(http://hiyoshitaisha.jp/about/

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住所:滋賀県大津市坂本5丁目1番1号


上記の神社以外にもご祭神やご由緒を調べて、自分の想いに合ったとっておきの神社で厄除け・厄払いをしましょう!






・マイ神社参詣のススメ


お気に入りのマイ神社で厄除け・厄払いを受けましょう!


皆様も普段生活する中で、定期的に訪れるマイ○○があると思います。


例えば...

・体調が悪くなったらすぐに診てもらえる掛かり付けのお医者さん

・月に一度は食べたくなるラーメン屋さん

・毎日のルーティンで通うコンビニ


こうした習慣は、自分の生活の一部となり、安心して過ごしたり、快適に暮らすためには欠かせない場所となっていると思います。


神社も同様に、悩んだ時は行きたくなる神社、なぜか行くと落ち着く神社、月参りしている神社…のように自分だけのマイ神社を決めてお参りを習慣化してみてはいかがでしょうか。


ご祭神やご神徳(ご利益)で選ぶもよし、境内の雰囲気で選ぶもよし、きっとあなたにピッタリの神社が見つかるはずです。


マイ神社に定期的にお参りすることで、厄年の期間だけでなく心の拠り所として暮らしがより豊かになることでしよう。






-むすび- 

 

いかがでしたでしょうか、今回は厄除け・厄払いの意味や実際にお参りする際の疑問、神社選びのポイントについてご紹介しました。


厄除け・厄払いの本質は、厄年という人生の大きな節目の時期にケガや大きな病気がなく健やかに過ごせるように平穏無事をお祈りするものです。


厄除け・厄払いを受ける年齢や参拝時期に一般的な目安はありますが、あまりこだわりすぎず、心や身体のバランスが崩れていないかを見つめ直す絶好の機会ととらえてみてください!


さらに、神社参拝を通じて厄年に限らず、心の拠り所となるマイ神社参拝をオススメさせていただきました。


厄年を迎える方も、そうでない方にとっても神社がもっと身近な癒しのスポットとなりますようお祈り申し上げます!


最後までご覧いただきありがとうございました!


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